ブリヂストンは、2003年からCSRポータルサイトを運営し、社内向けに情報を発信してきました。
しかし、CSR・サステナビリティ体系の進化に合わせ、サイトの内容や役割を再整理する必要を感じたため、2023年、同社はポータルサイトのリニューアルに乗り出します。
今回、新たなポータルサイトの構築パートナーとしてSGプラスと取り組んだ際のお話をサステナビリティコミュニケーション戦略部上席主幹、飯島亮麿さんにお話を聞きしました。
飯島亮麿 さん
株式会社ブリヂストン
サステナビリティコミュニケーション戦略部
上席主幹
プロジェクト概要
株式会社ブリヂストン様の要望・課題
- HTMLで作成していたポータルサイトを SharePoint Online に移築したい。
SGプラスの施策
- ポータルサイト構築支援をご提案
- 「情報の周知」と「情報の探しやすさ」の両方を実現するポータルサイトを構築します。
- SharePoint の標準 Web パーツではできないことを独自 Web パーツで実現することをご提案します。
- 作成サイトを題材としたトレーニングを実施します。
CSRをテーマにした社内ポータルサイトを2003年から運営
「ブリヂストンでは、2003年頃から初期的なCSR(環境)ポータルサイトの運用を開始しました。
その後、2018年には現在のポータルサイトの原型を作り上げています。CSR情報を社内に発信し、浸透させていくためのツールとして、ポータルサイトは重要な役割を担ってきました。」
サステナビリティ体系の進化に合わせて、ポータルサイトもリニューアルが必要に
「さらには、2020年を第三の創業(Bridgestone 3.0)の初年度と位置づけ、ビジョンで掲げたソリューションカンパニーへ向けた変革を加速していくため、新たなサステナビリティ体系として経営視点の企業コミットメントへと進化させた「Bridgestone E8 Commitment」を制定しました。これは、ブリヂストンらしさにこだわり定義した「E」で始まる言葉で表現した8つの価値を、ブリヂストンらしい「目的」と「手段」で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットするものです。
そのため、8つの「E」の価値と日常業務の結びつきについての議論や活動推進など、「Bridgestone E8 Commitment」を実現し、サステナビリティとビジネスモデルを連動させることへの理解の深化や共感の促進をサポートすることが新たなポータルの役割となりました。」
ポータルサイト構築担当にSGプラスが選ばれた理由
ポータルサイトのリニューアルを進めるにあたり、実際の構築担当に選ばれたのがSGプラスでした。その選定理由は3つあったと言います。
「まず、SGプラスが Microsoft 365 の知見を持っていたことです。ブリヂストンでは全社的に Microsoft 365 の利用がスタンダードになったため、ポータルサイトも Microsoft 365 との連携がしやすいプラットフォームであることが望ましかったのです。2018年から社内CSRポータルサイト構築を担当していた既存のパートナー企業から Microsoft 365 に強い企業としてSGプラスを紹介いただきました。
次に、スピーディーに対応してくれる点を評価したことです。限られた時間の中で、スピーディーかつ質の高い対応ができるパートナーが必要でした。
最後の点は、パートナーにはブリヂストン側の要望を柔軟に受け止め、適切なソリューションを提案してくれることを期待していました。
こういったものを求めているときに、SGプラスさんとお話をさせていただいて、これならやってくれるなと思い、お願いしました」
実際のリニューアル作業の成果と課題点
実際のリニューアル作業では、SGプラスはブリヂストン側の要望に対し、スピード感を持って対応してくれたといいます。初期段階では、専門用語の使い方など、コミュニケーション面での齟齬はある程度発生したものの、お互いに粘り強くコミュニケーションをとることで克服できました。総じて、短期間で質の高いアウトプットを出してもらうことができたと飯島さんは話しています。
では、今回のポータルサイトリニューアルを振り返って、今後の課題点といえば何があるのでしょうか。
「プロフェッショナルに対応いただいたので、あまり多くはありませんが、一つ挙げるとしたらマニュアルを作るところで事前のすり合わせが十分ではありませんでした。どんなものが必要なのか、どの程度のものを作るのかというところをもう少しクリアにした上で作業をするとお互いに少し労力が省けたかなと思います」
納品後に社内で手直しをするようなことはほとんどなく、総じて満足度の高い成果を得られたそうです。
しかし、作業工程にスムーズでない部分があった点は今後の課題です。
社会・顧客双方にとって価値あるサステナビリティ経営を目指している
ブリヂストンは、持続可能な社会の実現に向けてサステナビリティとビジネスを連動させる取り組みを志向しています。経済的価値だけでなく、社会や顧客にとっての価値創造にもつなげていくことが、企業の持続可能な成長にもつながると考えているのです。イノベーションを生み出し、サステナビリティ経営を実践することを企業文化としていくことが、ブリヂストンの目指す姿だと、今回のインタビューでわかりました。
SGプラスは Microsoft 製品を用いたポータルサイト構築を得意としており、短期間で質の高いサイトを構築可能です。
ポータルサイト構築を検討されている企業の担当者さまはぜひSGプラスまでお気軽にご相談ください。
対応サービス:SharePoint ポータルサイト構築支援サービス
株式会社ブリヂストン 様の企業概要(2024年4月現在)
設立:1931(昭和6)年3月1日
取締役 代表執行役 Global CEO:石橋 秀一
本社所在地:東京都中央区京橋三丁目1番1号資本金:1,263億5,400万円(2023年12月31日現在)
従業員数:14,106名(2023年12月31日現在)
連結従業員数:125,199名(2023年12月31日現在)
事業内容:
・プレミアムタイヤ事業
乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、スペシャリティ系タイヤ:鉱山・建設車両用、航空機用、農業車両用、モーターサイクル用
・ソリューション事業
小売サービスソリューション事業、タイヤセントリックソリューション事業、モビリティソリューション事業
・化工品・多角化事業
油圧・高機能ホース、ゴムクローラ、樹脂配管、免震ゴム、空気バネ、
スポーツ:ゴルフボール、ゴルフクラブ、サイクル:電動アシスト自転車、自転車など
・探索事業
リサイクル事業、グアユール事業、ソフトロボティクス事業
ホームページURL:https://www.bridgestone.co.jp/