Microsoft 365 を業務で活用している企業では、SharePoint にプロジェクト資料・社内規程・顧客情報など、事業継続に欠かせないデータを日々蓄積...
「Teams って正直使いにくい…」そう感じている方は決して少なくありません。Microsoft Teamsは豊富な機能を持つコミュニケーションツールですが、機能が多いがゆえに「どこに何があるか分からない」「通知が多すぎて追いきれない」といった声が多く聞かれます。
本記事では、Teams が使いにくいと思われがちな原因を整理し、使いやすくするための改善方法や設定の見直しポイントをわかりやすく解説します。Teams をストレスなく活用できる状態を目指して、一緒に見直してみましょう。
●この記事の目次
- Teams が「使いにくい」と感じやすい理由!
1-1. 機能・画面構造の複雑さ
1-2. 通知が多く情報整理しにくい状態
1-3. 社内ルール不足による混乱 - Teams が使いにくいと感じる不満とは?
2-1. チャット・ファイルの場所が分かりにくい
2-2. 動作が重く固まりやすい
2-3. ファイル管理の複雑さ - Teams のチャット・チーム・チャネルの違いを確認!
3-1. チャットは個人連絡向け
3-2. チームは組織共有向け
3-3. チャネルは話題整理向け - Teams を使いやすくする改善方法は?
4-1. 不要通知を整理
4-2. チーム・チャネルを整理
4-3. 利用ルールを統一 - Teams はこんな会社におすすめ!
5-1. Microsoft 365 中心の企業
5-2. 情報共有を一元化したい組織
5-3. 運用ルールを整備できる会社 - Teams に関する FAQ
6-1. Teams の通知が多すぎる場合の改善方法はありますか?
6-2. Teams が重い・遅い原因と対処法はありますか?
6-3. Teams と Slack・Chatwork の違いは何ですか?
6-4. Teams は中小企業でも使いやすいツールですか?
6-5. Teams を社内に定着させるコツはありますか?
6-6. Teams と Microsoft 365 は一緒に使うべきですか? - Teams 運用や Microsoft 365 活用を進めるなら SGプラス!
Teams が「使いにくい」と感じやすい理由!
Teams が使いにくいと感じる背景には、いくつかの共通した理由が存在します。機能の多さや複雑な画面構成、通知の多さ、そして社内ルールの未整備など、複合的な要因が絡み合っていることがほとんどです。それぞれの理由を順に掘り下げていきます。
機能・画面構造の複雑さ
Teams は「チャット」「チーム」「チャネル」「会議」「ファイル」「アプリ」など多数の機能を一つの画面に集約しており、初めて使う方にとっては情報量の多さに戸惑いやすいツールです。左側のサイドバーだけでも複数のアイコンが並んでいるため、どこから手をつければよいのか分からないという状態になりやすいといえます。
さらに、同じ「ファイルを見たい」という目的でも、チャットから辿る場合とチャネルから辿る場合では操作経路が異なります。機能間のつながりが直感的に把握しにくい構造になっているため、慣れるまで時間がかかる方も少なくありません。
通知が多く情報整理しにくい状態
Teams では、@ メンション・会議の開始通知・リマインダー・リアクション通知・チャネルへの投稿通知など、さまざまな種類の通知がほぼ同時に届きます。これらが重複して届くと、通知の数だけが増え続け、本当に対応が必要なメッセージを見落としやすい状態を招いてしまいます。
特に複数のチームやチャネルに参加している場合、一日中何らかの通知が飛んでくる状況になりがちです。通知の内容を一つひとつ確認するだけで集中が途切れ、業務効率が下がると感じる方が多いのも自然なことだといえます。
社内ルール不足による混乱
Teams の使いにくさは、ツールそのものの問題だけでなく、社内の運用ルールが整備されていないことも大きな原因のひとつです。たとえば、連絡事項をチャットで個別送信する人とチャネルに投稿する人が混在してしまうと、情報があちこちに散らばり、どこを見れば最新情報が分かるのかが不明瞭になってしまいます。
「この件はチャットで聞けばいい?チャネルに投稿すべき?」という判断に迷うケースが頻発するようになると、コミュニケーション自体に余計な負担がかかります。ツールの機能をフル活用するためにも、まずは利用ルールを言語化して共有することが欠かせません。
Teams が使いにくいと感じる不満とは?
実際に Teams を日常利用するなかで、特に多く聞かれる不満があります。ファイルの場所が分かりにくい、動作が重い、ファイル管理が複雑といった点は、多くの職場で共通して挙がる課題です。それぞれの実態を具体的に確認していきましょう。
チャット・ファイルの場所が分かりにくい
Teams でファイルを添付した際、その保存先は送信した場所によって異なります。チャットで添付したファイルは、送信者の OneDrive 内にある「Microsoft Teams Chat Files」フォルダに保存され、共有相手に自動的にアクセス権が付与されます。一方、チャネルの投稿に添付したファイルは、そのチームに紐づいた SharePoint のドキュメントライブラリに格納されます。
この違いを把握していないと、「あのファイルどこに保存したっけ?」という状況が頻発します。「チャットから送ったファイルは OneDrive」「チャネル投稿のファイルは SharePoint」という基本原則を社内で周知するだけで、ファイルの迷子問題はかなり軽減されるでしょう。
動作が重く固まりやすい
従来の Teams は Electron ベースのデスクトップアプリとして動作していましたが、現在の新しい Teams は WebView2 ベースへ移行しており、以前よりも軽量化が進んでいます。ただし、ビデオ会議や画面共有などを同時に行う場合は、PC のスペックによって動作が重くなることがあります。
特にビデオ会議でカメラをオンにしながら画面共有を行い、さらに別のアプリも並行して使用するといったシーンで起こるのは、PC のスペックによって動作が遅くなったり、フリーズが発生したりするケースです。
PC の RAM が 8 GB 以下の環境では、利用状況によっては影響が出やすく、不要なアプリを閉じる・Teams のキャッシュを定期的にクリアする・アプリを再起動するといった対処で改善することが多いです。会議の多い職場では、PC スペックの見直しも合わせて検討したいところです。
ファイル管理の複雑さ
Teams のファイル機能は単独で完結しているわけではなく、裏側では SharePoint と OneDrive が実際の保存先として動いています。チームを作成すると SharePoint サイトが自動的に生成され、チャネルごとのフォルダが作られる仕組みです。
構造を理解していないまま使い続けると、ファイルの管理が属人化したり、意図しない共有範囲でファイルが公開されたりするリスクが生じてしまいかねません。Teams 上でファイルを扱うことは、裏側で SharePoint を操作していることと同義だという認識を持っておくことが、ファイル管理の混乱を防ぐためのポイントです。
Teams のチャット・チーム・チャネルの違いを確認!
「チャット」「チーム」「チャネル」という三つの概念は、Teams を使いこなすうえで最も基本的な仕組みです。それぞれの用途を正しく理解することが、情報整理と業務効率化の出発点になります。
チャットは個人連絡向け
チャットは 1 対 1 の連絡や少人数での短期的なやり取りに適した機能です。「今日の打ち合わせ時間を確認したい」「ちょっとした相談をしたい」といった場面では、チャットが最も手軽で素早く使えます。
ただし、チャットは非公開のやり取りが基本であり、後から第三者が内容を参照しにくい構造になっています。短期・個別連絡の用途にとどめ、組織全体で共有すべき情報はチャネルに投稿するという使い分けが求められます。
チームは組織共有向け
チームは、部署単位や案件単位で情報を共有・管理するためのスペースです。社内掲示板のような使い方から、プロジェクト管理まで幅広く対応できます。チームのメンバー全員がファイルや投稿を参照できるため、情報の透明性を高めたい場面に向いています。
運用例としては、「営業部チーム」「人事チーム」「〇〇プロジェクトチーム」のように組織や目的に合わせて作成するのが一般的です。チームを作りすぎると管理が煩雑になるため、目的を明確にしたうえで設計することが大切です。
チャネルは話題整理向け
チャネルはチームの中に作るサブスペースのようなもので、話題や業務カテゴリごとに情報を整理するために使います。例えば「営業チーム」の中に「新規案件」「進行中案件」「業務連絡」といったチャネルを設けることで、話題が混在せずに情報が整然と管理できます。
制作部門であれば「原稿確認」「デザインレビュー」「スケジュール共有」のように細分化する運用も効果的です。
Teams を使いやすくする改善方法は?
Teams の使いにくさを感じている場合、多くのケースは設定の見直しと運用ルールの整備で解消できます。通知の整理・チーム構成の見直し・社内ルールの統一という 3 点を具体的に実践することで、日々の操作ストレスを大きく減らすことができるでしょう。
不要通知を整理
通知設定は、Teams 全体とチャネルごとの二段階で見直すことができます。まず設定メニューから「通知」を開き、「すべてのアクティビティ」のデスクトップ通知をオフにするのが基本です。その後、「@ メンション」「ダイレクトメッセージ」「緊急メッセージ」など本当に必要なものだけをオンに設定します。
チャネルごとの通知については、各チャネルの「…(その他のオプション)」から「チャネル通知」を選択し、「メンションのみ通知」に変更するのが効果的です。これにより、関係のない投稿のたびに通知が飛んでくる状況を防ぎ、重要な連絡だけを確実に受け取れる環境が整います。
チーム・チャネルを整理
長期間使い続けると、使われなくなったチームやチャネルが増え続けてサイドバーが膨大な一覧になりがちです。不要なチャネルはサイドバーから「非表示」に設定するだけで表示がすっきりします。
また、活動が終了したプロジェクトのチームはアーカイブ化することで、データを保持したまま一覧から消すことが可能です。定期的にチーム・チャネルを棚卸しする運用サイクルを設けることで、常に見通しのよい Teams 環境を維持できます。
情報システム部門の担当者や管理者が主体になって整理する仕組みを作ると、現場の負担も軽くなるでしょう。チームやチャネルの使い方の詳細は、下記の記事を併せてご覧ください。
【関連ブログ】
【Microsoft Teams】チームやチャネルを使いやすくするための方法や機能を紹介
利用ルールを統一
ツールの設定を整えるのと同時に、組織全体の利用ルールを明文化することも必要です。たとえば「ファイルは必ずチャネルに添付して保存」「個別相談はチャット、全体共有はチャネル投稿」「質問はチャネルに投稿してチームで回答を共有」といったルールをガイドラインとして整備しましょう。
ルールはシンプルにまとめて全員に共有し、入社時や新プロジェクト開始時にオンボーディングの一部として案内する仕組みにするのが理想的です。
Teams はこんな会社におすすめ!
Teams が本来の力を発揮しやすい環境には、共通した特徴があります。すでに Microsoft 365 を使っている会社や、情報共有を一本化したい組織、運用ルールを整備できる会社は、特に恩恵を受けやすいといえます。
Microsoft 365 中心の企業
Outlook と Teams を連携させることでメールからそのままスケジュールに会議を登録したり、SharePoint にあるファイルを Teams 上で直接編集・共同作業したりすることが可能になります。
OneDrive との連携によってファイルの同期や共有もシームレスに行えるため、すでに Microsoft 365 ライセンスを持っている企業であれば、既存の Microsoft 365 ライセンスの範囲内で、高い利便性を引き出せます。
情報共有を一元化したい組織
「メールで連絡・LINE で相談・Excel で管理」といった複数ツールの併用は、情報の分散と管理コストの増大につながります。Teams にチャット・会議・ファイル管理・タスク管理を集約することで、情報の在り処を一本化し、メンバー全員が同じ場所から必要なものにアクセスできる環境が実現します。
リモートワークや拠点が複数ある組織では特にこのメリットが顕著です。テキスト・音声・映像・ドキュメントをひとつのプラットフォームで管理できる点が業務効率の向上に直結するといっても過言ではありません。
運用ルールを整備できる会社
どれだけ優れたツールでも、使い方のルールがなければ混乱を招くだけです。情報システム部門の担当者や管理者が中心となって「チャネル設計のルール」「ファイル管理の基準」「通知設定のガイドライン」といった運用指針を整備できる組織であれば、Teams のメリットを最大限に引き出せます。
管理者が整理役として機能することで、現場の担当者は本来の業務に集中できるようになり、ツールに振り回される状況を避けられるでしょう。
Teams に関する FAQ
ここからは、Teams の利用現場からよく寄せられる疑問をまとめました。通知の設定方法や動作が重い場合の対処法、他ツールとの違いなど、実務で役立つ情報を中心にお答えします。導入直後の方も、運用を見直したい方も、ぜひ参考にしてみてください。
Teams の通知が多すぎる場合の改善方法はありますか?
Teams では、@ メンション・会議通知・リアクション通知などが重なり、通知が過多になりやすい傾向があります。設定メニューの「通知」から「すべてのアクティビティ」のデスクトップ通知をオフにして、「@ メンションのみ通知」に絞るのが基本的な改善策です。
チャネルごとにも通知設定を変更できるため、重要度の低いチャネルの通知をオフにすることで、必要な情報だけを受け取りやすくなります。
Teams が重い・遅い原因と対処法はありますか?
Teams は会議・画面共有・ファイル同期など複数の機能を同時に動かすため、PC のメモリ不足やスペック不足が重さの主な原因になります。不要なアプリを閉じてリソースを確保する・Teams のキャッシュデータを削除する・アプリを再起動するといった対処が有効です。それでも改善しない場合は、PC のスペック(特に RAM の容量)を見直すことも検討してみてください。
Teams と Slack・Chatwork の違いは何ですか?
Slack はシンプルな UI と外部サービスとの豊富な連携が特徴で、エンジニアやスタートアップ企業に多く採用されています。Chatwork は中小企業向けに設計されており、直感的で分かりやすい操作性が強みです。一方、Teams の最大の強みは Microsoft 365 との深い統合にあり、Outlook・SharePoint・OneDrive と一体的に使えることで、ドキュメント管理やスケジュール共有の効率が大幅に高まります。
Teams は中小企業でも使いやすいツールですか?
中小企業でも十分に利用できるツールですが、運用ルールなしで導入してしまうと「通知が多すぎる」「ファイルの場所が分からない」「チームが増えすぎて収拾がつかない」といった混乱が起きやすくなります。導入前に利用シーンを整理し、シンプルなルールを設けてから展開することで、定着率を高めながら活用できます。
Teams を社内に定着させるコツはありますか?
最初から全機能を一度に使おうとせず、「まずはチャットで連絡する」「会議は Teams で行う」といったように用途を絞って段階的に浸透させることが定着につながります。全員が使い始める段階では機能を絞ることで混乱を減らし、慣れてきた段階でチャネル活用やファイル管理のルールを加えていくと、無理なく組織全体に広がっていきます。
情報システム部門の担当者や管理者がサポート窓口となって疑問に素早く答えられる環境を作ることも、定着を後押しするでしょう。
Teams と Microsoft 365 は一緒に使うべきですか?
Teams 単体でもチャットや会議などの基本機能は利用できますが、Microsoft 365 全体と組み合わせることで利便性は大きく向上します。Outlook と連携することでカレンダーと会議の管理が一体化し、SharePoint との連携でファイルの共同編集・バージョン管理が容易になります。
Teams 運用や Microsoft 365 活用を進めるなら SGプラス!
本記事では、Teams が使いにくいと感じる原因と改善方法をご紹介してきました。チャット・チーム・チャネルの違いを正しく把握し、ファイル管理の仕組みを理解することが、Teams をストレスなく使いこなす第一歩です。
SGプラス株式会社は、Microsoft 365 に特化したトータルサポートを提供する専門会社です。Teams・SharePoint・OneDrive など各ツールの運用ルール策定から、ガイドライン・マニュアルの作成支援、管理センターの運用代行まで幅広くサポートしています。
「Teams を導入したはいいが活用しきれていない」「社内ルールを整備したい」「情報システム部門の担当者がいなくて困っている」といった課題を抱える企業様は、ぜひ一度ご相談ください。創業以来一貫して、 Microsoft 365 を利用するお客様の利活用促進に特化した事業を行ってきた専門性と経験を活かし、業務改善・課題解決を徹底サポートします。
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